予告編が公開
『バーニング 劇場版』(2018年)以来、8年ぶりの長編となるイ・チャンドン監督作品『もしもの愛』(原題:가능한 사랑 / 英題:Possible Love)の予告編が、2026年8月27日にNetflixのYouTubeチャンネルで公開された。
主演はチョン・ドヨンとソル・ギョング。2人はいずれもイ・チャンドン監督作品への出演経験を持つ。チョン・ドヨンは同監督の『シークレット・サンシャイン』(2007年)で第60回カンヌ国際映画祭女優賞を受賞。ソル・ギョングは『ペパーミント・キャンディー』(1999年)および『オアシス』(2002年)で監督と組んでいる。本作にはほかにチョ・インソン、チョ・ヨジョンも出演する。
映像から見えるもの
予告編は、森をひとりで歩くミオク(チョン・ドヨン)の姿から始まる。「奇妙な感覚でした。自分が別の誰かになったみたいで」と語る彼女は、車内でホソク(ソル・ギョング)から「泣きたきゃ泣け」と言われ、目に涙を浮かべる。ミオクがドキュメンタリーカメラの前で話す場面、ドキュメンタリー映画監督のイェジが夫サンウに「私はあの人たちを愛そうとしてるの。ドキュメンタリー映画の監督だから」と告げる場面など、4人の距離が少しずつ変化していく様子が映し出される。後半には、4人がともに海辺の別荘で過ごす姿も収められている。
全編を通じて抑制されたトーンが保たれており、声高に感情を訴えるよりも、人物たちの沈黙や視線に比重が置かれた映像となっている。
作品情報
本作は、会社を解雇された労働者ホソクとその妻ミオク、ドキュメンタリー映画監督イェジとその夫サンウ——という2組の夫婦が、ドキュメンタリー制作を通じて出会い、それぞれの隠された欲望と向き合っていく物語だと報じられている。
イ・チャンドン監督の主な長編作品には、『ペパーミント・キャンディー』(1999年)、『オアシス』(2002年)——同作では第59回ヴェネツィア国際映画祭で銀獅子賞(監督賞)を受賞——、『シークレット・サンシャイン』(2007年)、『ポエトリー アグネスの詩』(2010年)などがある。
『もしもの愛』は第83回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門、第51回トロント国際映画祭、第64回ニューヨーク映画祭メイン・スレート部門に正式招待されている。
日本では2026年9月23日より劇場公開、同年11月6日よりNetflixにて配信予定。




